神奈川県川崎市の多摩川河川敷で、中学１年の男子中学生・上村遼太くん（１３）が殺害された殺人事件で、逮捕された犯人の少年ら３人の供述などから、事件当時の状況が徐々に明らかになってきました。

この事件で逮捕されているのは、不良グループのリーダー格で上村くん殺害の主犯格・舟橋龍一容疑者（１８）、自称職人の少年・柴山和也容疑者（１７）、自称無職の少年・樋口利生容疑者（１７）らです。

当初は３人とも殺害を否認し、柴山和也容疑者や樋口利生容疑者らも「舟橋龍一がやった」などと話していましたが、その後の供述から３人全員が暴行に加わっていたことが分かりました。

事件の流れ

逮捕された３人の犯人少年らは２月１９日、川崎市川崎区内にある柴山和也容疑者の家で酒を飲んでいたということです。その後、３人は近くの飲食店に移動しました。

その最中に、上村遼太くんが自ら樋口利生容疑者に対して「先輩、遊びましょうよ」とLINEを送信。

この後の経緯は報道によって異なっているため詳細は不明ですが、樋口利生容疑者は舟橋龍一容疑者と一緒にいることを伝えず、上村遼太くんと合流することになりました。

上村遼太くんは舟橋龍一容疑者から複数回にわたり激しい暴行を受けておびえていたため、存在を知っていれば合流していなかった可能性が高いとみられています。

樋口利生容疑者がこのことを知っていながらわざと教えなかったのか、それとも舟橋龍一容疑者の指示により存在を隠していたのかなど、その理由は分かっていません。

上村遼太くんと犯人らは合流後、多摩川河川敷へ

上村遼太くんの家まで迎えに行って合流した後、４人は川崎市川崎区港町にある多摩川の河川敷へ向かいました。

そこで、樋口利生容疑者は舟橋龍一容疑者から「お前はどっか行ってろ」と指示されたとのこと。その後、指示通り河川敷を離れ、近くにあるコンビニに行っていることが、防犯カメラの映像からも確認されています。

その後、舟橋龍一容疑者は上村遼太くんを全裸にさせた上で多摩川を泳がせ、河川敷に上がってきたところをカッターナイフで切りつけたということです。

この際、柴山和也容疑者も自ら切りつけたとみられており、２人から集団暴行を受けた可能性が高いとみられています。

舟橋龍一容疑者が樋口利生容疑者に暴行を指示

現場を離れていた樋口利生容疑者ですが、時間を置いて河川敷に戻ったところ、そこには首から血を流して倒れている上村遼太くんの姿と、近くにカッターナイフを持って立つ舟橋龍一容疑者の姿がありました。

これを見た樋口利生容疑者は「やめろ」と注意したということですが、舟橋龍一容疑者は樋口利生容疑者を押し倒して馬乗りになった上で「てめぇも殺すぞ」などとカッターナイフを突きつけてきたといいます。

さらにその後、「お前も上村遼太に暴行しろ」と指示され、樋口利生容疑者も上村遼太くんの顔面をカッターナイフで切りつけています。これについて樋口利生は「（舟橋龍一が）怖かったからやった」というような供述をしています。

上村遼太くんの遺体を蹴って転がす

最終的に首を深く切りつけて殺害したのは舟橋龍一容疑者とみられていますが、その後「柴山和也容疑者が遺体を蹴って転がした」という供述があります。

遺体は暴行を加えられた現場から数十メートルほど離れた場所に遺棄されており、遺体が見つかるのを遅らせるための行動とみられていますが、そこまで蹴って転がして移動させた可能性もあるとみられています。



ネットから引用しましたが酷いですね